新規で建設業許可を申請する場合、【経営業務管理責任者】の要件として、申請しようとする業種に関して5年又は6年以上の『経営経験』、また【専任技術者】となることが出来る国家資格を有しない場合、又は国家資格プラス実務経験が必要な場合、申請しようとする業種に関する必要な期間の『実務経験』がが求められます。

どのような工事の経験をしてきたかが問われますので、多くの場合『経営経験』と『実務経験』はイコールです。

屋根葺き工事は『屋根工事業』、土間コン工事は『とび土工工事業』、クロス工事は『内装仕上工事業』・・・

しかし、注意が必要なのは、複数業種が含まれる工事は、『実務経験』と『経営経験』はイコールではありません。

例えば電気工事が含まれるサイン工事や住設機器工事、防水工事が含まれる外壁改修や塗装工事など。

これら”部分的な工事“は、専任技術者の『実務経験』としては認められる可能性が有りますが、経営業務管理責任者の『経営経験』とは見てもらえません。
なぜなら「請負いの目的」ではないからです。
『電気工事業』の経営経験と認めてもらう為には、電気工事が主たる工事として”請負契約“されている必要があります。

音響設備(電気通信工事業)やサイン工事(広告塔や看板などの工事、多くは鋼構造物工事業)の中に電気配線が含まれている場合、第2種電気工事士に必要な『3年以上の実務経験』にはカウントされますが、電気工事の『経営経験』としてはみなされませんので注意が必要です。